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鹿児島から宮城県仙台市へ。航空機を使った長距離患者搬送。


鹿児島から宮城県仙台市へ。航空機を使った長距離患者搬送。


今回は、鹿児島から車両と航空機を組み合わせた長距離搬送を行いました。

当日を迎える迄の間に3回のカンファレンス/面会を経て患者様の状態を十分把握して、

その上で移動方法を模索して、最適な方法をご提案させていただきました。

航空機搬送

今回は患者様の既往症にとお体の状況から、Dr.と打ち合せの結果、

移動手段は乗り換えの多い新幹線ではなく航空機搬送に決まりました。


ストレッチャーではなく、敢えてフルリクライニング車椅子を利用したスタイルの移動となりました。 

PCAポンプのフラッシュのタイミングや量、そして排泄関係や水分補給関係、紹介状やサマリーも確認させたいただき、搬送中にアクシデントが起こった場合に備え、専門的な準備も行いました。


 リクライニング車いすを採用した理由は、骨転移により腰に痛みがあり、背もたれを少し倒した状態が患者様にとって、一番安楽な角度であり、その状態を保ったまま、鹿児島から宮城県まで移動したかったからです。


医療酸素ボンベや医療麻薬pcaポンプ等を使用した状態で移動する必要がありましたので、

航空会社への持ち込み医療機器の申請書なども行いました。

各種手続きは複雑ですがハーネスケアでご家族の航空機チケットなども含め

全て手配させていただきました。


酸素ボンベ・pcaポンプ・持ち込む医療機器全ての品番やバッテリー形式などをお調べし、すべての準備が整い当日を迎えました。 


 早朝6:30に市内の病院にお迎えに上がり、

7:00ごろに鹿児島空港へ向けて搬送車を走らせました。

7:50 鹿児島空港到着

8:45搭乗開始のの飛行機に搭乗し、


そこから大阪伊丹空港へ。

大阪の風景 民間救急ハーネスケア
空からの大阪

患者様は機内でも落ち着いたご様子で、痛みの訴えもほぼ無く、酸素状態も良好。

10:30 伊丹空港着

待機時間はごくわずかではありましたが、

特にトラブルもなく、

11:00搭乗開始のの飛行機で乗り継ぎ、

無事仙台空港に到着することができました。 


 その後は株式会社リーベン様のご協力により目的地の病院まで円滑に搬送していただき、

搬送完了は14:00でした。

仙台搬送/民間救急ハーネスケア/伊達政宗
伊達政宗

「患者様からのメッセージ」

飛行機で帰れて良かったです。ありがとう。

嬉しいお言葉を頂けたことに看護師、介護士ホッと安堵いたしました。


ハーネスケアにとってこれまでで最も遠方の地への搬送となりました。 

鹿児島から宮城県への長距離搬送。

この計画は1ヵ月ほど前から行い、病院様やドクター、MSW、ご家族皆さんの協力のおかげさまで無事に完了する事が出来ました。


皆様のご協力心より感謝申し上げます。

ハーネスケアはこれからも医療処置が必要な方でも自由な移動が出来るよう、

お力になれるよう最善を尽くしてまいりたいと思います。


鹿児島から宮城県仙台市へ。航空機を使っ

た長距離患者搬送。


 
 
 

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